☆ 屋上がプールになってませんか?

雨が降り、ふと屋上を見てみると屋上がプールに。原因はルーフドレン(屋根の雨水排水口)の目皿にごみがたまっていたり、目皿が取れて何故かボールが塞いでいたリ、といろいろですが、別に大きな問題がある時があります。それは大規模修繕などで屋上防水工事をしたとき、それなりの規模の大規模改修業者が、排水の穴に防水材を過剰に乗せ、穴の口径を狭くしていました。(後日管理組合からの指摘により、その施工業者が手直ししました。)排水の穴は、元々屋上の面積と地域の最大雨量で口径を決めています。数値によっては多少の余裕はあれど、ごみで狭まったり、防水材を過剰に乗せたりすると、穴の外周部の面積が狭まりますので、結構排水しにくくなります。また、最近のゲリラ豪雨で、地域ごとに決めている最大雨量も各自治体で増やしています。いずれにしましても普段あまり気にしない屋上ですが、放っておくと漏水事故につながります。屋上を定期的に確認し、排水周りのごみの除去や排水口の状態を確認することが必要です。

2016年05月15日